みなさまこんにちは。
丸武商会の佐武です。
今回の記事は、「ゴミ屋敷を作り出す原因は何処にあるのか」について書いていきたいと思いますので最後までご覧いただけますと幸いです。
ゴミ屋敷の部屋ってどんな状況?
ゴミ屋敷という表現に一般的な規定はございませんが、足の踏み場もないお部屋で異臭のする空間と捉えていただければよいかと思います。
つまり、お部屋の外や玄関周りやお部屋の中が人の出入りや生活が出来る状態ではないゴミであふれ近隣の住民からも苦情が出るような異臭の出て区役所に通報されるお部屋です。
近年、テレビの特集やメディアなどでも取り上げられゴミ屋敷という言葉で一般的に知られるようになりました。
ゴミ屋敷になる原因とは?
- お部屋に物が多い。
- 生活時間がない。
- 必要以上に物を買ってしまう。
- 生活のバイオリズムが崩れている。
- ご自身の日常生活を客観的に見てもらえる人がいない。
- ご自身の生活を俯瞰して見れない。
- 精神的なご病気の可能性。
ゴミ屋敷になってしまう上記の考察をさせていただきます。
お部屋に物が多い
ご自身の生活のなかで日常生活を送るために必要なものをご自身の判断で買い集めるたり、生活をしていく中で「あれ?ちょっとこれが足らなくない」と思い、インターネットの通販やお店で買われることはたびたびあると思います。
確かにご自身で必要なものは買いそろえていなければ不便になると思います。
しかし、部屋にモノが増えるわけですから当然必要で無いものも出て来ると思います。
お部屋のことを考えず、欲しいものだけを買っていった場合必然的に物はたまっていき、気づいたらゴミ屋敷になっていたというご状況を作り出すことがあります。
生活時間がない
お仕事をし始めると、子供のころのような何もせずダラダラとした時間がなくなっていくことが多くなります。
ただ、仕事をしてお給料をいっぱいもらうだけが人生ではないことに気づかなくなることでご自身に充てる時間が無くなっていき、ご自身の生活をするお部屋のことをないがしろにして体調を壊すまでに至るお部屋を作り出してしまい結果的にゴミ屋敷にしてしまう可能性があります。
必要以上に物を買ってしまう
人付き合いによるストレスや、みえをはることに人生をかけてしまい、買われた後の置き場所を考えず「あれも欲しい」「これも欲しい」と制限なくものを買われる方がいらっしゃいます。
また、インターネットの通販などで商品が届いた際に、商品を早くみたいがために段ボールやビニールや物が壊れないためのショック吸収をするものをなどをそこらに置いてしまい片付けもせずに感傷に浸り続け、捨てることを後回しにされる場合もありかと思います。
その結果、捨てる作業が面倒くさくなり、放置しているにも関わらず、新たにモノを買いどんどん溜まって片付けの出来ないループから抜け出せなくなると必然的にゴミが無くならなくなります。
そうするとおへやがゴミ屋敷化してしまわれるのです。買ったものもループにはまっているご状況だとそのありがたみが薄れていき結果的にゴミになることにも繋がります。
生活のバイオリズムが崩れている
朝の仕事と夜の仕事を掛け持ちされていたり、夜のお仕事を生活の基盤に活動されていて決められたごみの日にゴミが出せなくなり、お部屋にためざる負えなくなりゴミ屋敷化してしまうことがあります。
また、賃貸マンションや分譲マンションであれば24時間ごみを出しても保管場所があるので出しても問題はありませんが、アパートや戸建てにお住まいの方はご近所さまとの兼ね合いからそれぞれのゴミ回収日の朝にゴミが出せなくなり結果的にゴミをお部屋の中から出せなくなることもあります。
ご自身の日常生活を客観的に見てもらえる人がいない
社会人になると大抵の方は、仕事と家の往復で友達付き合いがほとんどなくなり家族とのお付き合いもなくなることが普通になってきます。仕事の休みの日もどこかに出かけることやご自身の日頃のケアーを最優先した行動になると思います。その中で、ご自身のご自宅に友達なりご家族をよび雑談などをする機会を自分から避けるようになってきます。そのような生活が当たり前になると、お部屋に人が出入りしないわけですからお部屋のご状況を客観的に見てもらえないので注意もされないことからその生活が当たり前になっていき、足の踏み場もないお部屋でも掃除をすることを後回しにしてご自身のやりたいことを全力でやってしまいます。お部屋の中が散らかりだすと人というのは「めんどくさい」という人として一番使ってはいけない言動や行動をとってしまいます。その状況がゴミ屋敷を作り出してしまわれるのです。
ご自身の生活を俯瞰して見れない
人という生き物はたとえば会社などで期限を決められたプロジェクトを任されたりすると責任感によりそのことに没頭することになります。「選任」という言葉に圧倒されご自身の私生活など見向きもせづそのプロジェクトの完成までやり遂げることを最優先します。仕事のことでめいいっぱいされることはすごく頼もしいと思います。かと言ってご自身のお住まいをないがしろにしていいわけではありません。何故かというとお部屋を粗末に扱うと当然お部屋は汚くなりゴミはたまっていきます。それだけならいいやとほったらかしにした結果、最後に気づいたときに俯瞰してお部屋を見たときには到底自分一人ではどうにもならない状況になっておりひどければ自治体のゴミ屋敷条例に該当するようなご近所さまにも迷惑がかかるゴミ屋敷になっています。
精神的なご病気の可能性
人として年を重ねることにより年々物忘れが多くなっていきます。特に顕著にその傾向が出てくるタイミングは60歳以上の高齢者になると定年退職も近くなるので、若い時の意気込みも薄れていきもの忘れも多くなって行きます。つい最近買ったものも買っていないかのように再び買いに行くといった行動が頻繫に出てきているのであれば「認知症」となっている可能性も出てきます。そのご状況をほっとくといろいろなものを何度も買うようになりお部屋の収納スペースでは収まらなくなります。また収納ボックスを買えば一時的には解消されますがだんだん足の踏み場もないほどに物がたまりだし捨てようにもそれなりの比重になりますので自分ではとても重たくてゴミ捨て場までは持っていけないと諦めてそのままにしておきゴミ屋敷化します。それだけでなく回収日を忘れてゴミを出せなくなることもございます。ゴミ屋敷というのはいきなりそうなるのではなく毎日の積み重ねからその状況至ります。
ゴミ屋敷になりやすい方の特徴
ゴミ屋敷になりやすい方には特徴があります。
ここではその特徴と実際にあった事例をご紹介させていただきます。
仕事が忙しいパターン
お仕事がお忙しくなかなか家事迄手が回らなかったり、家に帰るとやる気がなくなってしまう方は要注意です。
- 稼いでいい暮らしがしたいと考え仕事に没頭している(家事は後回しであとからやればいいというスタンス)
- 定期的に片付ける習慣がない
- 家にいる時間が短く、寝に帰るだけの状態
- 自炊をすることがなく弁当やカップラーメンばかり食べている
- ペットボトルを大量に使用
収集癖があるパターン
- ゴミが捨てられない
- 寂しさを埋めるために物を集めている
- ストレスのはけ口が爆買い
- 見栄をはるために買い物をしている
ゴミ屋敷のまま暮らしているとどうなる?
- 火災などの災害の原因のもとになる。
- 健康被害によりさまざまな病気になる。
- 近隣住民とのもめ事になる。
- ご家族の子供の学校でのいじめと向き合うようになる。
この1から4の状況を下記で考察していきます。
火災などの災害の原因のもとになる
ゴミ屋敷のお部屋に住んでいると、ご自身で貯めこんだゴミが家電製品からの漏電で引火して火事を引き起こす原因になり非常に危険です。コンセントを指しておかなければ大丈夫と思うと思いますがそうではありません。家電製品には物により蓄電池機能のある製品や簡易電池を介してものを動かかしている物もあります。沢山ある中でそれを特定しておくのはかなり危険でありご自身以外にも悪影響になります。
健康被害によりさまざまな病気になる
ゴミ屋敷に住んでいると害虫やねずみ、ダニなどその環境に適した危険な生物が健康被害を直接もしくは間接的にご自身や近隣住民に与えます。例えば喘息やB型肝炎や肺炎など最悪は死に直面するような病気になります。ガンなどもその環境化でのストレスで引き起こす可能性も出てきます。
近隣住民とのもめ事になる
ゴミ屋敷に住んでいると、季節によっては異臭や害虫などで近隣住民のお方のところまで浸透してクレームや最悪の場合は自治体にゴミ屋敷条例を適用され強制的にご自身の負担で片付けなければならなくなります。それ以外でも近隣住民の方がゴミ屋敷のおかげで死に直面した病気になり訴訟問題になることも想定しておかなければなりません。
ご家族の子供の学校でのいじめと向き合うようになる
ゴミ屋敷のお部屋にご家族と住んでいるとそのお子様が学校などでくさいから近寄るなとかお前のうちはゴミ屋敷だとかさまざまな視点からいじめに合いお友達も出来ずに孤立してしまい登校拒否や最悪の場合自殺をされる要因になります。親戚のお子様も同じようないじめに合うことにも繋がります。
ゴミ屋敷化したお部屋をどう改善すればいい?
- ご自身や家族、ご友人と日にちを決めて片づけをする。
- お仕事以外の時間を片付けに充てる。
- 出来るだけ費用を抑え片付けるにはどうすればいい。
- 業者に依頼して片付けてもらい引っ越しをする。
上記の4つのご状況でどうすればよいか考察します。
ご自身や家族、ご友人と日にちを決めて片付ける
ゴミ屋敷を片付けるには、断捨離や整理全般と違い、大量にあるわけですから一人で片すには相当のお時間がかかります。なのでお部屋のものとお部屋の数に比例した人を集めて順序よく物を片付け、処分することが一番効率よく片付けられるからです。なので最低でも、ご自身と家族とご友人で段取りを決めて的確に「袋詰め、搬出、処分」という流れで作業を作り上げていくことが重要になるからです。
お仕事以外の時間を片付けに充てる
一人暮らしをされていてお部屋がゴミ屋敷化されてしまった方は、お仕事をなるべく定時で切り上げるように努力し食事を済ませお部屋にあるゴミをひとつづつ袋詰めしていきマンションであれば24時間捨てられるゴミ保管場所に適正量を捨てに行き後の時間で再度袋詰めしたゴミを自治体で定められた規定チケットをコンビニエンスストアに買いに行き指定された日時にあるだけの袋詰めしたゴミをチケットを貼りつけて指定先に捨てる。
出来るだけ費用を抑え片付けるにはどうすればいい
まず手始めにリサイクルショップに持ち込むものとヤフオクやメルカリなどに出品するものに分けて、お休みの日に持っていくなり出品するなりの作業で費用を集め後は、自治体の規定で処分をするか、時間がなければ業者に依頼する。業者に依頼するには最低でも覚書を書いてもらいその費用内で確実にすべて処分してもらう。
業者に依頼して片づけをしてもらい引っ越しをする
お子様と住まわれているお部屋がゴミ屋敷の場合、すでにいじめに合っている可能性があるのでお子様が言わないご状況でもその地区からなるべく遠くに引っ越してあげて次にゴミ屋敷化しないように対策を考える。あくまで、お部屋はそのまま放置して引っ越しは出来ないのでお子様のことを考えるのであればお部屋は業者に依頼して新しい生活をなるべく早く子供にさしてあげる。
ご自身と家族と友人でゴミ屋敷を片付けされる場合気をつけること
ゴミ屋敷はどの場合でも防塵マスクと防護服と長靴とゴム手袋を用意して、作業をする前に薬局で殺虫剤や害虫駆除用具を予めよういして感染を防ぎつつ作業を進めて行ってください。異臭などで体調を崩すこともあります。ご自身が大丈夫と思っていてもほかの人には免疫がありません。害虫駆除は最悪の場合に死に直面するような場面を避けることで後で訴訟問題を起こさないためにも間違いなくやる事です。
業者に依頼する上で気を付けること
業者といってもさまざまな業者がいますので遺品整理の資格や特殊清掃の資格を持たれている当社丸武商会のような業者を選び、コンプライアンス厳守の会社でQOL(クオリティーオブライフ)のしっかりとした業者に金額を提示してもらって覚書を名刺の裏に書いてもらいそれ以上費用が掛からないことを覚書に書いてもらう。もしくは、見積書をいただいて備考欄に追加費用は頂きませんと書いてもらうことです。
まとめ
今回の記事はそれぞれのご状況や今まで当社が直面したお客様がリアルに困っていた事例を基に書きました。どんな人生を選んだとしても改善する気持ちと人生を前向きに検討して行動することで必ず変わります。人それぞれに人生の波はありますが心持次第です。ご自身のお身体、ご家族のお身体、お子様の心情、親戚の方の人生観すべてご自身のお気持ち次第でどうにでもなります。過去を悔やまずに今後どうするかが全てにおいて「テーマ」になります。お困りでしたらまずはお電話を!お見積り、お問い合わせ、ご相談がすべて無料です。よろしくお願いいたします。
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