遺品整理を自分で行う5つの手順と必要な道具やポイントを解説!

みなさまこんにちは。

丸武商会の佐武です。

今回の記事は、遺品整理を自分で行うメリットデメリット、手順と道具とPOINTについて記事を書いていきたいと思います。遺品整理を行う時期を決めて準備を始めることが大切です。だらだらと始めると終わりが見えなくなりこころが折れてしまうからです。お家のお掃除とは全然違います。かなり大掛かりなお片付けと捉えた上で準備を始めましょう。

遺品整理を自分で行う理由

大切なご家族である故人様の生前使用していたものを赤の他人の手によって処分されるのが心苦しいという方や遺品整理業者を何社もお家に呼び寄せ合い見積もりをさせて一つの業者に絞るのにお断りのお電話がしにくいという方やどの業者が誠心誠意故人様の遺品を整理してくれるか分からない方や遺品整理を業者に一任すれば漏れがなく速やかにお片付けをしてもらえるが費用がご自身で行うより多少なりとも費用がかかるのでご自身ですべてやり遂げたいと思われる方がいらっしゃいます。そのうえ、時間面でのリスクが生じやすくご自身で思い描いた通りにことが進んでいないと悩みたくないと思われる方がご自身で遺品整理を行う方が多い理由となります。*(例外がございます。孤独死をされたお部屋をご自身で行うにはあまりにも危険です。感染症などになりあとの人生を無駄にする危険な作業は特殊清掃士の資格を持たれている業者に一任されることも考えに入れておかなければなりません。お部屋の状態によっては特殊な薬品を用いて駆除や処理をしてからでないと頻繁な出入りですら近隣住民の方や一緒に来られた方のリスクに繋がります。気をつけてください。)

遺品整理を自分で行うメリット

  1. 業者の選択で頭を悩ませなくなること。
  2. 遺品の整理を誠心誠意行ってくれるかの心配がなくなる。
  3. ご自身の現在働いているお仕事を兼用できお仕事を休まなくて済むようになる。または、心配事で有給休暇を取らなくて済む。
  4. 業者に依頼するより費用が少なくて済む。
  5. 誤って残したい物を捨てないように心がけることが出来る。
  6. 形見の品を時間を掛けて選別出来る。

遺品整理を自分で行うデメリット

  1. 賃貸物件の場合、何かあった際の修理費が想像以上に高くつく。
  2. 怪我などをして会社勤めに支障が出る。
  3. なかなか進まず家賃や光熱費を繰り越してしまう。
  4. 手伝って頂いている人が同じ作業をしてくれないことでヤキモキする。
  5. 仲の良かった友達との間に亀裂が入ることもある。
  6. 片付けで必要以上に音が出てしまい、ご近所さまとのもめ事になる。

上記のメリットデメリットを考えたうえで総合的な判断を取り入れ最善の策を考えて遺品整理を行うように心がけるようおすすめいたします。時間帯・人との関わり方・干渉物の保護を考えて行ってください。

どうしてもご自身のご都合がつかなく遺品整理を依頼する場合

遺品整理の資格を持ち、尚且つ特殊清掃の資格を持たれている会社で有資格者が最後まで責任をもってやり遂げられる当社丸武商会のような業者を選定して覚書やお見積書などに「追加料金は一切頂きません。」を表記してもらいご自身やその関係者がいなくても用途別に大事な物や金銭にまつわるものをべつの場所に保存しておいてくれる業者をお選びください。尚、当社丸武商会ではご依頼者さまの形見分けの品や貴重品や金品は有資格者が間違いなく最後まで管理してご依頼者さまにお返しいたします。お見積り・ご相談・お問い合わせは無料です。合い見積もりでも大丈夫です。尚、お片付け終了時には簡易清掃を行います。お見積り時の料金で追加料金は頂きません。お困りでしたらまずはお電話を!

用意する道具は?

  • ゴミ袋
  • 段ボール
  • ガムテープ
  • 45L・70L・90Lゴミ袋
  • 軍手
  • ゴム手袋
  • 作業着
  • 汚れても構わない服
  • 安全靴
  • クロックス
  • マスク
  • バール
  • ドライバー
  • レンチ
  • インパクト
  • インパクトソケット
  • 養生テープ
  • 養生シート
  • 脚立
  • 雑巾
  • キッチンハイター
  • トロッコ
  • ハサミ
  • ペンチ
  • 切断機
  • ドラム式延長コード
  • パイプカッター
  • 筆記用具

など

必ず必要となりますのでノートに用意されたものを書き込み用意された道具などをまとめて置いておく場所を必ず決めてください。無くなってしまうと再度買いなおさなければならなくなります。賃貸物件の場合は余裕をみて終わらせる日付を多くとっておくことをおすすめいたします。季節によっては体力が続かないことも想定されます。慌ててお怪我や熱中症になっては元もこうもありません。後は、作業中には休憩を必ず取ることをおすすめいたします。

遺品整理の手順

  1. スケジュールを立てる
  2. 必要な「もの」や「こと」を探す、調べる
  3. 現金化できるものを現金にする。
  4. 実際に作業を開始
  5. お片付け終了後、光熱費や賃貸契約を解約する。

1.スケジュールを立てる

1-1.作業日を決める

作業日をご親族さまやご家族さまやご遺族さまと予め作業する日を決めましょう。
その際に余裕をもってスケジュールを立てることをお勧めします。
思っているよりも時間がかかり挫折する方も少なくありません。
長期戦になることを覚悟して進めましょう。

1-2.ご近所様にご挨拶をする

特に共同住宅で行う場合は管理組合と両隣のご近所さまにいつから始めることを伝え終える日を伝えておくと良いでしょう。
ご自身の感覚ではなく昼夜逆転しての生活をされている方は作業中は睡眠時間になります。また小さいお子様がおられる場合もありますので必ず事情を説明してご挨拶をすることをお勧めいたします。

POINT

近隣住民の方にご挨拶される場合、出来れば菓子折りなどを持参し誠意を伝えておいた方が作業中のもめ事の回避につながると思います。管理組合のご挨拶も人にはよると思いますが傷を建物につけてしまった場合でも簡易補修工事で済む可能性もございます。傷周りすべてを治してくれと言われた際には多額の費用がかかります。気をつけてください。

2.エンディングノートを探す

2-1.エンディングノートを探しましょう。

  • エンディングノートがなければメモ書きを探しましょう。
  • なければ通帳や封筒など現金を探しましょう。

2-2.形見分けの品を探しましょう。

  • 記念のアルバムやお写真を探しましょう。
  • ご自身でプレゼントしたものを探しましょう。
  • お祝い事でプレゼントされ大事にされていたものを探しましょう。

3.現金化できるものを探しましょう。

  • 貴金属類を探しましょう。
  • 土地建物の権利書を探しましょう。
  • 有価証券など現金化できるものを探しましょう。
  • 骨董品を探しましょう。
  • クレジットカードを探しましょう。
  • キャッシュカードを探しましょう。
  • 印鑑や実印を探しましょう。
  • 運転免許証や保険証を探しましょう。
  • 権利書を探しましょう。
  • 契約書類を探しましょう。

POINT

  1. エンディングノートをお探しになり財産に関わること全般から初めてください。通帳・土地建物の権利書・証券・デジタル証券・先物・現金などをお探しになり一通りそろってから形見分けの品をお探しになってください。エンディングノートがない場合も同じ作業をすることになります。
  2. 遺品整理を行ううえで現金が通帳に残されている場合のほか土地建物の権利書の評価額や上記の証券などでの現金化されたお金を財産分与という形で相続人がそれぞれに受け取り相続税申告しなければなりません。また、同様に故人様の財産がマイナスの場合は相続放棄の手続きが必要になります。どちらにしても法的な手段で手続きを行うことをおすすめいたします。あくまで期限内での対応をされなければリスクになりますので気をつけてください。
  3. 2023年4月から給料送金としてデジタルマネーでの給料の受け取りが可能になったことでその残高も残高証明書をとるなりして把握しておいてください。

4.実際に作業を開始

以下の通りに手順を踏まえ行動を開始していただければ物事が順調に進みやすくなると思います。

作業してくれる人を集めておく

ご家族さまやご遺族さまが都合付かず作業される場合は、予め何人かに来てもらい作業されることをおすすめいたします。とても一人ではすべてを片付いて処分までの作業はできません。作業を始める前に必ず探しといてください。途中からではかってがわからないのでもめ事になりかねません。

POINT

作業を始める前に集めておくのには訳があります。何から始めるの話し合いは重要ですが作業を注意されると人はイライラするものです。なので人が手をつけた場所を途中から任せてしまうと自分のマウントが取れなくなるからです。仮に相手が聞いてきた場合は丁重に説明することをお勧めいたします。

1日のノルマを決めておく

ご自身以外の作業をしてくれる人の為にも作業をする時間、休憩する時間を決め作業効率を減らさなくして言い合いを避けるように作業を円滑に進め作業終了予定日まで気持ちよく手伝ってもらう。

POINT

ご自身の考えと人の考えは必ずしも一緒ではありません。そこで喧嘩をしてしまうような発言をすればこころよく手伝って頂いている人に不快な思いをさせ最悪の場合は二度と手伝っていただけなくなりますので相手の立場に立ってお話をされてください。

不用品をまとめる

細かい不用品をまとめゴミ袋に入れる。細かい物といえば50㎝以下の物をまとめてください。細かい物から始めることによりケガの防止に繋がります。遺品整理は時間がかかる作業になりますからケガをしてしまうと他の作業されている方の作業も止まってしまいます。病院の治療代もかかりますので気をつけてください。この作業が終わり次第大きい不用品をまとめられ一か所に仮置きされることをおすすめいたします。この作業もケガの防止に繋がります。

POINT

50㎝以下の物であれば定期回収の日にお金をかけずに捨てられます。上限量は決まっていますが自治体の指定のチケットの費用が抑えられます。不燃ごみや資源ごみも同じです。ゴミ袋の重さも5㎏から10㎏くらいに抑えることが出来れば持ち運びも楽になります。

供養するものをまとめる

遺品整理を行う上で供養するものを各お部屋でまとめておき最後にお寺に持っていき供養してもらい処分をする。

POINT

神棚やお仏壇の中にある掛け軸や遺影や位牌などもこのタイミングで取り出し一緒にお寺に持っていく。

買い取り業者をお家に呼ぶ

ある程度お片付けがすみ、買い取ってもらえそうなものをまとめておき買取業者をよび貴金属や高価なお皿や家具を買い取って頂きお部屋の荷物を出来るだけ減らし、その現金で自治体の発行しているチケットを買って処分費に充てる。その際、お金にならないもので持って行ってもらえるものがあれば持って行ってもらう。

POINT

すべてをお金にするという意気込みは大事ですがあくまで一度買って置いてお部屋にあるものなので製品としての価値は望めません。貴金属などはその時の相場で買った時より高い場合もございますが相場なのでタイミング次第です。それよりもお部屋の荷物を減らしてもらえるならの気持ちで持って行ってもらえば処分費が削れます。

ご近所さまに譲る

ご近所付き合いで仲のいい方をお家によび使えそうなものを出来るだけ譲ってあげることでお部屋の荷物を減らすことが出来ます。お互い持ちつ持たれつ精神で出来るだけ物を減らすことをおすすめいたします。

POINT

ご自身がいらないものも、他の人は使えるのであれば欲しいという方は少なくありません。特に消耗品などは何処の家庭でも定期的に買いに行かれています。その分のお金を使わずにもらえるのであればもらいたいという方に声をかけておくだけで処分費は削れます。

自治体が発行しているチケットを買って置く

可燃ごみや不燃ごみや資源ごみの定期回収で出し切れない分のごみを処分するためのチケットを買っておくことで後で慌てて買いに行かずに済みますし量が多ければ1日でチケットを買いきれない場合も想定されます。地区によって週にコンビニエンスストアに配布されるチケットの枚数制限なども想定されるのでお部屋の荷物に応じた分の枚数を買われておくことをおすすめいたします。

POINT

それぞれ買取業者でお金にはならないものでリユース品として海外に輸出して処分費を抑えられるものがあるので予め持っていける物は持って行ってくださいと伝えておけば処分費がその分減らせます。

自治体が回収に来る日時を把握しておく

可燃ごみや不燃ごみや資源ごみの定期的に回収に来る日時曜日を頭に入れておくことで指定数量は確実にタダで捨てられます。この点だけは確実に把握しておいてください。尚、自治体が発行しているチケットを買って出す場合はお電話をして予め回収日をお聞きになりその日にゴミを出すことをお勧めいたします。近くに住まわれている方はゴミがあると不快な思いをして通報されることもございますのでもめ事を避けるためにも回収日当日に出されてください。

POINTO

タダで捨てられる限界量を把握しているだけで費用が抑えられるので調べておいてください。「めんどくさい」は費用を膨らませるだけです。あと、チケットは通常45Lの袋に1枚なので70,90Lは2枚が原則となりますので計算に入れといてください。

5.お片付け終了後、光熱費や賃貸借契約を解約する

すべての整理・処分が終了したことを確認してから光熱費や賃貸契約を解約すること。作業を進める前に解約に動いてしまうと作業時に電動工具を使う場合や夏場などでの作業時にクーラーなどが付いていないと熱中症などになりかねません。また、簡易清掃をするときにお湯を沸かしたりもできないので最後の最後に解約することをお勧めいたします。

POINT

賃貸物件で家賃更新日まじかでの作業は焦りが出るのでなるべく期間をお取りになり落ち着いた作業が出来るように予定を決めて行動されることをおすすめいたします。万が一のことが防げるので必ず心がけてください。

まとめ

遺品整理の作業は相続税の申告期限もあり、またひとりではすべてをやり遂げるまでには根回しがとても大事な作業になることを頭に入れて行ってください。エンディングノートの捜索から始まり金品や財産をすべて現金化してその金額を把握しておくことからはじまり。相談に関しては仕業の方との打ち合わせやご相談を繰り返しっその作業と同時進行でお家の遺品の整理や形見分けの品や残されたい物を見つけ出しそのうえで道具を集め、人を手配して作業日を決めて近隣住民の方えのご挨拶や管理組合の方えのご挨拶を済ませてからはじめて取り掛かれます。人との関わりを無下にした手前お部屋や建物に傷をつけた場合の修理費は想像を超えた請求も覚悟しておかなければなりません。かと言って払わなければいいやなどと考えていると訴訟問題にもなりかねません。遺品整理をご自身で行う場合はリスクを考えた上で行ってください。個人で保険をかけられるのであれば必ずお掛けになられることをおすすめいたします。気の長くなる作業になりますが手伝って頂いてくれている方への配慮も忘れないで下さい。人との縁は作るのは難しい世の中ですが、縁を切るのは一つの言葉でも切れてしまいます。また、くれぐれも相続税の申告期限は過ぎることのないようにされてください。不要なお金を浪費させることになりますのできちんと把握されておいてください。各種解約手続きも忘れずに。上記で記載した内容でほとんどの作業はスムーズに進みます。分からない点がございましたら当社丸武商会のフリーダイヤルまでお掛けください。よろしくお願いいたします。

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