親族が孤独死をされたときの遺品整理はどうすればいい?特殊清掃の手順を解説!

みなさまこんにちは。

丸武商会の佐武です。今回の記事は、「親族が孤独死をされたときの遺品整理はどいうすればいい?特殊清掃の手順を解説!」について記事にしていきたいと思います。このような事例は、親族が同じ地区に住んでいない方やお仕事関係の都合で別の県にお引越しをされて生活をされておられる方に多くみられるケースとなります。そのような方向けになると思いますのでご参考にしていただければ幸いです。では、下記で解説していきます。よろしくお願いいたします。

離れて住まわれている親や親戚が孤独死をしたときの遺品整理の方法でお悩みですよね!遺品整理をするだけでもとても骨が折れる作業となります。そのなかでも特に慎重に行わなければならないのが孤独死をされたときの遺品整理だと思います。前提に頭の片隅に置いておかなければならないことは、ほぼすべての物は基本的には処分することになります。なぜなら孤独死をされて腐敗が進んでいる中で同じ空間に密閉されていたことになるからです。やはり、臭いも広範囲に拡散されますので付着することになります。また、病原体なども付着していることを想定しての遺品整理となりますので身の安全を確保しながらの作業となりますので安易な考えではお部屋に入ることもしない方が得策となります。尚、たとえお部屋に入ったとしても換気は特にNGとなりますので絶対にしないでください。このことを踏まえ今回は(孤独死のあった遺品整理の方法・ポイント・注意点)をご紹介させていただきます。まずは、現状を受け入れ焦らず適切な対処をできるように覚えておいてください。

親族が孤独死をしたら遺品整理は誰が行う?

先ずは、原則として相続人または法定相続人に義務が発生することを覚えておきましょう!

そのことを踏まえた上で一般的に故人様の遺品整理は故人様に最も近しい親族が行うことがこのような事例ではよく見られます。ただし、法的観点からの視点を重視するのであれば上記で書いているように相続人または法定相続人となる人が遺品整理をすることが義務付けられております。なぜなら故人様の持ち物はすべて相続人または法定相続人受け継ぐことになるからです。尚、仕業の方との取り組みである遺言書または遺言書に遺言で指名されている場合はその方となります。このことを踏まえて指名されていない場合は法定相続人となります。法定相続人の順番は下記の通りとなります。ご確認されてください。

法定相続人の順番 該当するご遺族
1番 配偶者
2番 子や孫
3番 父母・祖父母
4番 兄弟姉妹

尚、場合によってはご親族間でのお話合いによって決められるケースもございます。このことを踏まえた上で代表者になられた方は義務である遺品整理を必ずやり遂げなければなりません。責任を持って対応されてください。

孤独死があった現場の遺品の多くは処分品となる

孤独死の現場から発生する者の多くは間違いなく腐敗臭によって既存のまま使用できなくなっていて処分しざる負えなくなっております。なぜなら、お部屋というのは密閉空間となりますので臭いというのはそこに滞在して物に染みつくからです。一般的には孤独死の現場の物は少なくとも80~90%以上が臭いが染みつき処分されているからです。孤独死というのは故人様が亡くなられたことが死後から時間を経過して発見されるため亡くなられたかたの体液などから臭いが出始め身体の腐敗からの異臭も拡散されるからです。そして、それ以降は悪臭に変わり雑菌なども増え始めそれに付随して遺品が汚れてしまうことも想定されます。このことから、孤独死の現場は遺品の80~90%以上が処分に至るわけです。この事を踏まえて遺品整理をする場合は業者に依頼する事をおすすめいたします。尚、その際には遺品整理士の資格と特殊清掃の資格を持たれている業者をお選びください。なぜなら、ただでさえ遺品整理をするだけでもとても労力を注ぐことになり大変なのに特殊スキルを使用して行う特殊清掃までは到底不可能になると思います。また、それに伴う感染症対策にも気を付けての作業となるからです。

孤独死の遺品整理なら特殊清掃まで一括して出来る業者を選ぶこと

孤独死の起きた現場は、遺品整理と特殊清掃まで一括して出来る業者を選びましょう!特殊清掃というのは、周囲への影響が出るような臭いや自分たちでは到底対処出来ない汚れを清掃することになります。そのため、廃品回収や不用品回収、遺品整理だけを業として行っている業者では到底やりきることが出来ないからです。当社丸武商会のように遺品整理士と特殊清掃士の資格を持って実際にそのような現場をこなしている業者であればどのような状況にも瞬時の対応が出来る為近隣の方にご迷惑を掛けない適切な対応が出来るためです。特殊清掃まで一括して出来る業者を選ぶ理由を下記で解説いたします。

業者に依頼する理由3選

  1. 腐敗臭が酷くて近隣のご迷惑が生じる。
  2. 素人では清掃出来ないものが多い。
  3. 特殊清掃と遺品整理を分けると費用が増える。

上記3選を順番に確認しましょう。

腐敗臭が酷くて近隣のご迷惑が生じる

孤独死で亡くなり時間が経過するほどに腐敗臭が広がりを見せ、孤独死をされたお部屋から外に臭いが漏れ出し近隣に住む住人にご迷惑が生じやすくなります。それほどに、腐敗臭はとても臭いがきつくとても住んでは居られない状態まで拡散致します。そのため、出来るだけ早い対処が必要で尚且つ窓を開ければいいなどの対処をしてしまうと余計に近隣住民の方にご迷惑が掛かることになります。また、その腐敗臭が元で近隣住民の体調を崩してしまい病院に入院をしてしまい訴訟問題に発展しかねません。なので、特殊清掃のライセンスを取得されている業者に速やかに依頼をされて2次リスクを無くす手段を取られることをおすすめいたします。迷っている時間がその分費用を増大させますもちろん遺品整理も同時にされなければお部屋の荷物からの臭いも生じますので予め遺品整理と特殊清掃の両方を持たれていて当社のように実績のある業者がおすすめです。

素人では清掃出来ないものが多い

孤独死をされたお部屋の掃除は、素人がやり切れる掃除ではありません。お部屋の住み済みまで腐敗臭が広がり壁や天井まで臭いが浸透しております。自分で出来ると思い炭などで臭いを消せばいいと置いても間違いなく消えません。特殊な機械を用いての脱臭や建物に応じた適切な薬品を用いての掃除が必要となります。そのため、遺品整理で行う養生の他にも適切な養生も必要となります。完全脱臭にはかなりの額の道具も必要となりますので安易な行動はおすすめ致しません。

特殊清掃と遺品整理を分けると費用が増える

孤独死をされたお部屋での業者選びは業者を分けてしまうと費用が嵩みます。また、遺品整理の業者を選び任せても大抵の場合は特殊清掃の資格を持たれていなくて他の業者に依頼することになります。なので、遺品整理士の資格と特殊清掃士の資格を持たれている業者で尚且つ実績のある当社丸武商会のような業者に依頼されることをおすすめいたします。そのことで、費用をかなり抑えられますしこのような事例はすべての作業が一連作業となりますのでそのことを頭に入れての業者依頼をされてください。間違っても特殊清掃と遺品整理を分ける発注は避けるように心掛けるようにしましょう。また、出来ると言って出来ない業者も多々存在しますのでご注意ください。

孤独死の発見から遺品整理に至るまでの流れ

孤独死をされたお部屋では、先ずは孤独死の発見から警察による事件性がないのかの捜査から始まり、事件性がないことが認知されてから業者に連絡をしてお見積りを取りご成約後に特殊清掃の作業を開始して、終わり次第遺品整理を行う流れとなります。多くの現場では、特殊清掃の作業を行わないと遺品整理をすることが出来ないほど腐敗臭が浸透しております。そのため、特殊清掃の作業を行うことになります。もちろんその作業を行うことにより腐敗臭が近隣住民の方に届かなくなりますしもめ事の回避にも繋がります。孤独死から遺品整理までの流れは以下の通りです。

孤独死から遺品整理までの流れ

  1. 業者に連絡
  2. お見積り
  3. 特殊清掃
  4. 遺品整理

上記の4つのことを具体的な視点から解説いたします。お読みになりご参考にしていただければ幸いです。

業者に連絡

特殊清掃の作業も同時に施工出来る遺品整理業者に連絡を取り、現場の状況をお話になって最善の策を提案してもらいすぐに対応してもらうことをおすすめいたします。特に夏場などは腐敗臭が充満しやすく臭いもきつくなりやすいので即座の対応が求められることになります。遺品整理が専門で特殊清掃の作業は他の業者にお願いしますという業者は無数に存在しますので当社丸武商会のようなライセンスをしっかりと持ち実績のある業者をお選びください。そのことで、無用な出費を抑えることが出来ます。また、即座の対応が出来ないと悪臭が拡散して大変なことになりますし、体液がかなり出ている場合は蛆虫などの害虫がかなり発生することになります。なのでなるべく早く上記で記載した業者に依頼しましょう。

お見積り

なるべく上記で記載した業者を2,3社お選びになり相見積もりを取ることをおすすめいたします。一つ注意点といえば遺品整理だけをするのではないため買取をして頂くものは極端に少なくなります。このような事例では、買取して貰える物は貴金属などがメインとなります。また、2,3社選ぶ事により法外な請求額のお見積りを避けることにも繋がりますので、極力心掛けることにしましょう。尚、遠方にお住まいの方で会社勤めをされている方は業者に孤独死の現場の鍵を郵送などをして預け、現場住所を電話やメールなどで伝えてお見積りを取ることも可能ですのでそのような手段を取ることをおすすめいたします。

特殊清掃

お見積り時に確認した作業箇所、作業内容で変更がなければ契約成立となりお見積り時に指定された日時から特殊清掃の作業開始となります。特殊清掃というのは現場の状況下で作業内容がかなり違うためお見積り時の状況で数時間で終わる物もあれば数日間かかる物もございます。つまり、お部屋の汚染具合によっての判断となりますので後は実際の現場を観てからとなります。特殊清掃では主に以下の通りのことが行われます。

  1. 体液の除去
  2. 血液の除去
  3. 汚物の除去・清掃
  4. 消毒
  5. 消臭
  6. 脱臭

ご依頼者様の希望内容によっては、現状回復工事やリホームまで行い管理者様に引き渡すこともございます。どの状況下で住んでいたか(持ち家・賃貸物件)で異なりますので何なりとお申し付けください。

遺品整理

遺品整理は孤独死のされたお部屋の状況で行う日取りが決まります。特殊清掃の作業をすべて終えてから遺品整理を行うこともございます。また、特殊清掃の作業を途中で中断して遺品整理を行い再度特殊清掃の作業を行う場合もございます。つまり、お部屋のお荷物の状況ですべてが変わってきますもで一概には説明しかねます。また、原状回復工事をどこまで行うかにもよりますので詳しい内容は現場立ち合いによる打ち合わせか、遠方で現場に来られない場合は鍵を預かり住所をお申し付けて頂き業者が現場に向かい状況を隈なくチェックしてお電話での打ち合わせ対応となります。尚、貴金属等がメインとなりますが買取も少なからず可能な物は孤独死の現場の遺品整理でもございます。同時進行でご依頼頂ければお値引きにも繋がります。

孤独死があった時の遺品整理の注意すべき点

普段、昔お世話になった親や祖母、祖父など自分の肉親とはお仕事の関係上離れることが余儀なくされた環境化でお仕事をされておられる方が全国的に多い傾向にある方がほとんどだと思います。その中で突然身内が孤独死をすると「どうすればいいのか分からない」と気が動転してしまうのが一般的だと今までの事例で感じております。しかし、この記事に辿り着き以下のような注意点を知っておけば正しいご判断が出来ると思います。是非ともご参考にしていただければ幸いです。

遺品整理で知っておきたい注意点

  1. 特殊清掃前に部屋に入らない
  2. 手袋やマスク、長靴を準備する
  3. 勝手に窓を開けたりお風呂を流したりしない
  4. きれいな状態で遺品を残す

上記で記載したことを踏まえて順番に解説いたします。ご参考にしていただければ幸いです。

特殊清掃前に部屋に入らない

孤独死のあった現場には、特殊清掃前に不用意入ってはいけません。なぜかと言うと死体による普段慣れていない激臭によって体調不良を期す可能性がよく見られるからです。そのうえ体液や血液などからの重大な感染症に掛かってしまいその後の人生が180度変わってしまうからです。このようなケースは稀にではなくよく見られます。また、床やフローリング、畳に孤独死した故人様の形のまま体液が残っていたり、大量の血液が流れて付着しているケースもよく見られます。このことで、生々しい孤独死の現場を見るとその後継が脳裏に焼き付き今後のフラッシュバックに苦しむ原因となります。自分は大丈夫と思い後々後悔することのないように必ず特殊清掃後にお部屋に入るようにしましょう。

手袋やマスク、長靴を準備する

孤独死の現場で遺品整理をする際には、必ず手袋やマスク、長靴を準備するようにしましょう。孤独死の現場に残された家財には腐敗した体液や雑菌が付着しており、床にも腐敗した体液が染みついていることも多いため日常使われている靴でそのまま安易に部屋の中に入ってしまうとその靴に付着してしまい臭いが取れなくなり捨てることになります。また、靴から浸透して腐敗した体液足から感染して感染症に至ることも考えられます。特殊清掃ではほとんどその心配はありませんが覚えておいて無駄にはなりません。また、マスク(防塵マスク)をしていることにより腐敗臭や雑菌を吸い込むことを防ぐことが出来るため必ず用意しましょう。そのことで病院にお世話にならないで済みます。

勝手に窓を開けたりお風呂を流したりしない

孤独死の現場で勝手に窓を開けたりお風呂を流したりしないで下さい。発見時にはご遺体が腐敗して想定外の腐敗臭がお部屋中に充満しております。そのことで勝手な判断で「換気を行わなければ」と換気してしまうと近隣住民の方の洗濯物に腐敗臭が染みついてしまい後々もめ事にになり最悪の場合は訴訟問題に繋がり損害賠償請求を求められることも多々みられる傾向になります。また、お風呂場での孤独死をしているケースの場合はついお風呂の水を流してしまいたくなるものですが排水溝の詰まる原因にもなりますし、腐った皮膚や髪の毛、ご遺体の骨が残っていることも考えられます。特殊清掃業の許可、ライセンスがないのに窓を開けたりお風呂を流したりしないよう注意するようにしましょう。

きれいな状態で遺品を残す

孤独死の現場での遺品の整理で残されたい品があればきれいな物だけ残すように心がけておきましょう。なぜなら、季節を問わず孤独死で亡くなられて死後何日か経過していると細菌や雑菌が遺品に付着しており素手でそのものを触ってしまうとお身体に何らかの症状が現れる危険性もありとても危険性の高いものになってしまうからです。その中でもどうしてもこれだけは取っておきたいと思うものがあれば酸性の強いスプレーなどを購入して隅々までふき取り細菌や雑菌を綺麗に拭き取ってから持ち帰るようにしましょう。その場合に気を付けて欲しい事は、人というのは知識がないとそのものに吹き付ければ良いと思いますがそれは間違いとなります。そのものに吹き付ければ細菌や雑菌は拭きのばされているだけで取れてはいないからです。なので乾いたきれいな雑巾できれば買ってきた雑巾にスプレーを吹き付け拭き取る作業をされてください。そうすれば、雑巾は捨てるだけで済みますし遺品も衛生的にも残せますし身体に害をもたらすことも未然に防ぐことが出来る為、不要な心配がなくなります。そのうえで、資格を持たれている業者に残しても良いか確認をしておけばすべてが残せなくても残せる品が増えるので安心出来るようになります。遺品をどうしても残されたいと思うなら是非実践されてみてください。

孤独死の遺品整理と特殊清掃の事例とオプションまでの費用

孤独死の現場での実際の費用がどのくらい掛かるか不安になられておられる方も多いかと思います。なので、当社丸武商会の方で実際携わった事例を下記の表で3つほど例に挙げていきたいと思います。ご参考にしていただければ幸いです。尚、かなり特殊でもっとも費用が掛かった事例もお写真で提示させて頂きます。オプションも含めご覧ください。(下記サービスは、遺品整理と特殊清掃サービスとオプションの合計金額です。)

事例 作業員数 作業時間 実際に掛かった費用 オプション
事例1 12人 24時間 700000円(税込) 害虫駆除・オゾン発生器・クロス剝がし・天井抜き・簡易風呂撤去
事例2 39人 76時間 2940000円(税込) 害虫駆除・オゾン発生器・床剥がし・基礎の斫り工事・クロス剥がし・モルタル補修

事例3

25人 40時間 1200000円(税込) 伐採・伐根作業・糞尿処理・オゾン発生器・害虫駆除・クロス剥がし

上記の作業現場の実際のビフォーアフターのお写真を下記で提示させていただきます。ご確認されてください。尚、この現場のお写真は使用する旨あらかじめご承知頂いております。事例1と事例3の現場でのお写真は使用することが出来なかったため事例2を代表で掲載致します。ご了承ください。

 

 

 

 

上記のお写真は、事例2の現場のお写真で当初は玄関先からゴミで入れないお部屋をある程度片付けをしたお写真となります。このような孤独死の現場では稀ではありますが存在します。後は、実際の現場の状況で臭いの度合いやお部屋の状況で費用は異なります。

孤独死の遺品整理・特殊清掃は是非丸武商会までお電話を!

遺品整理業者は、日本全国に無数に存在しているのが現状です。その中で、遺品整理士のライセンスと特殊清掃のライセンスを持ち実際現場を1社ですべてやり遂げるスキルを持つ業者はほとんど存在しません。すべて、道具を揃えてからでは遅いですし異臭、悪臭は時間の経過とともに拡散致します。迅速かつ合理的で、建物に応じた対応が求められます。業者選びはとても重要ですのでご理解頂ければ幸いです。東京都23区、埼玉県、千葉県、神奈川県と対応しておりますので機会がございましたら是非、丸武商会までお電話を!

まとめ

丸武商会では、遺品整理を含めどのような事態にも対応することが出来るようスキルの向上に努めております。近年、温暖化も沸騰化と命名が変わるくらい気候変動が加速しております。その中での孤独死はやはりご遺体の腐敗速度も加速しており異臭、悪臭、腐敗臭も加速するのは当然のこととなります。集合住宅での孤独死は集団訴訟にもなりかねません。やはり、人の人体に直接悪影響が発生しやすいため的確なご判断が要求されますのでお困りでしたらまずはお電話を!お問い合わせ・ご相談・お見積りは無料です。

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